【イベントレポート】「地域療育センターの早期建設を実現させる会」街頭アピールレポ!

こちらの団体は、名古屋市の児童発達支援センターにお子さんが通う保護者の皆さんと、
そこで働く名古屋市と民間の労働組合の皆さんが合同で作っている団体です。

療育現場の環境改善を求めて長年活動を続けているそうです。

 

 

街頭アピールをした場所は金山駅南広場。

100人近い人々が、市民のみなさんに想いを伝えるために集まりました。

街頭アピールが始まると、まずは参加者全員で「パプリカ」を歌とダンスで披露。
駅を利用する人達に注目をしてもらっていました。

 

その後9つの施設や団体の代表の方が順番に、
施設をとりまく療育の問題点と改善の要望をアピールされました。

 

① 「西部地域療育センター」さんからのアピール内容。

<交通環境の改善について>

3つの区の子どもがセンターに通ってきているのに、通園バスの本数が少ないです。

バスが長い距離を走行するので、
子どもは毎日1時間近くバスに乗らなければならないのです。

 

設定されたバス停に行くのにも時間がかかります。

公共交通機関を利用するといくつも乗り継ぎしないと到着ができません。

バス停が近くに無いため、親の都合で登園できない場合があります。

療育に通うこども達が負担なく通えるために、バスを増便し、交通手段を保障してください。

 

<施設の老朽化について>

最初にできた療育センターなので施設が老朽化しています。

雨漏りも多いです。

エレベーターも狭いです。

駐車場には屋根がなく、雨が降ったとき車椅子が濡れてしまいます。

建物の改善をお願いします。

 

② 「南部地域療育センターそよ風」さんからのアピール内容。

<看護師の不足について>

早期療育がとても重要ですが住んでいる地域やこどもの症状によって、
センターに通いたくても通えない子どもがいます。

そよ風にも現在医療ケアを必要とするこどもが8名かいますが、
看護師の配置は1名のみです。

医療ケア児が親の付添いなく集団保育に参加できるようになるためにも、
センターに看護師の増員を希望します。

 

③ 「北部地域療育センター」さんからのアピール内容。

<北部地域療育センターの民間移管反対について>

北部地域療育センターは名古屋市が運営している公立の療育センターです。

子どもたちはみんな先生たちを信頼し充実した療育生活を送っています。

しかし名古屋市は北部地域療育センターを民間移管しようとしています。

大きく環境が変わってしまうことに、親もこどもも不安しかありません。

どうか民間移管はやめて欲しいです。

公立のままで名古屋市が責任をもって運営を続けてください。

 

④ 「東部地域療育センターぽけっと」さんからのアピール内容。

<東部に肢体不自由児特別支援学校の建設希望について>

現在東部地域には肢体不自由児の為の特別支援学校がありません。

そのため1時間以上かけて遠くの特別支援学校にいくしかないのです。

小中高あわせて12年間、毎日片道1時間の距離を子どもが通わなければいけないことは、
家族にとって大きな負担があります。

どうか早く東部地域に肢体不自由児の通える特別支援学校を作ってください。

また、名古屋市の肢体不自由児が通う特別支援学校はすべて県が管轄しているので、
市へ想いが届きづらいです、市が責任をもって管轄する市立の学校にしてください。

 

⑤ 「中央療育センター内 みどり学園」さんからのアピール内容。

<学園内に訓練士の常勤がいないことについて>

中央療育センター内にあるみどり学園内には、学園内に常駐する訓練士がいません。

そのため希望する訓練をなかなか受けられません。

希望する訓練がうけられるよう、学園内に訓練士の常勤を希望します。

 

<幼児無償化は0~2歳児が対象外であることについて>

療育は早期に始めることがよいと言われているのに、現在0~2歳児は無償化の対象になっていません。

早期療育の観点から、療育を希望する0~2歳児にも無償化を希望します。

 

⑥ 「発達センターあつた」さんからのアピール内容。

<あつたの療育センター化希望について>

発達センターあつたは、療育センターではないので、医療・訓練・発達相談がうけられません。

そのため発達相談や訓練の際には外部の機関に出向いていかなければなりません。
あつたの子ども達はそのために通園を休まなければならず、
移動だけも親子ともに負担です。

名古屋市の療育の地域格差を感じます。

あつたの療育センター化を希望します。

 

<施設の老朽化について>

施設がかなり老朽化しており、冬場は隙間風があり大変寒いです。

修繕が必要な箇所がたくさんあります。

施設の改善を希望します。

 

⑦ 「発達センターちよだ」からのアピール内容。

<施設の移設、増設、療育センター化希望について>

守山区の地域開発による人口増加で、
希望する療育をうけられない待機児童が増えています。

今ある施設は築50年以上経ち老朽化していて、敷地面積も狭いです。

また敷地内に高圧電線の通る鉄塔もあり大変危険です。

現在の場所では増設も難しく受け入れ児童を増やすことはできません。

多くの子供達を受け入れられるよう、
ちよだを移設のうえ増設し、療育センター化をお願いします。

 

⑧ 「公立父母の会(名古屋市公立保育園父母の会)」さんからのアピール内容。

<保育園の加配枠の不足について>

保育園の加配枠(発達障がい児の受け入れ枠)は、
現在1つの園で5名までとなっています。どこもいっぱいです。

民間保育園には障がい児を必ず受け入れなければならない決まりはなく、
名古屋市内にある356の民間保育園の中でも
88の保育園で障がい児をまったく受け入れていません。

名古屋市は現在101ある公立保育園を78まで減らし、民間移管させる計画があります。

加配の必要な子供がどこにも入れないということにならないよう希望します。

 

⑨ 「父母ネット(障害のある子どもの父母のネットワーク愛知)」さんからのアピール内容。

<成人後の保障について>

名古屋市の障がいのある人に対しての環境は、
それでも学齢時期はまだ恵まれていたと思うくらい、
成人後に地域で働く・活動する・ 生活することに対しての環境が全く足りていません。

成人後も充分な保障をお願いします。

みなさん力強く想いをアピールされていました。

また街頭アピール中、保護者の皆さんは署名用紙を持ち、
金山駅を訪れた人々に署名の協力をお願いしていました。

この署名は名古屋市議会の11月に行われる本会議に間に合うよう提出するそうです。

 

この署名内容には

・発達センターあつた・発達センターちよだの地域療育センターとして増設整備を。
・0~2歳児も保育無償化を。
・発達支援センターにおける給食費についての利用負担を現状維持で。

といったような要望が書かれていました。

この街頭アピール中に、たくさんの街の人々が署名に協力していたのが印象的でした。

最後にもう一度参加者全員でパプリカを歌とダンスで披露し、金山駅前でのアピールは終わりました。

(取材担当 城 末岡)

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